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Petit papier
”小さな紙”(仏)
旅に出た時に財布の中に溜まってくる、小さな紙類が好きです。
お店のレシートとか、乗り物の切符とか。
あとで経理的にチェックするという理由もありますが、
旅を思い出すツールにしようと、大抵は捨てずにとってあります。
もっとマメならば、スクラップブックなどに貼り付けたりして、
そんな時間も楽しいのだろうと妄想しますが、残念ながら、
その都度にどこかのお店の紙袋に入れていたりの保存状態…。
紙自体が好きだというのもありますが、海外のものだとまた新鮮で、
少しざらっとした質感や、透けそうで透けない薄さや。
プリントが施されている色合いも、スモーキーだったり、淡い色だったり。
航空チケットなんかは、昔は冊子のようになっていて、行き先などが赤いローマ字で印字されて、
その紙質と書式があまりに可愛かったので、似たようなデザインのメモ帳を作ったこともあります。笑
パリのメトロのカルネ(回数券)は、10枚綴りで出てきたものを1枚ずつ使って、
それをまた財布に入れたままにしていて、
使用済みをつい機械に入れてしまい改札でガシャン!となることも多々ありました…。
ここ数年ではNavigoを使うようになって、滞在日数のタイミングで追加するのがもったない時だけ
カルネを買ったりしていました。
Navigoはとっても便利ですが、つい紙のチケットも欲しくなってしまうのです。
こうやって、手元に残っている紙を辿ると、いろんな旅の思い出が蘇ります。
来年にはこのカルネはなくなってしまうとか…。
混雑を避けたり、不正乗車防止だったりするのでしょうが、
なくなっちゃうのはなんだか寂しく感じてしまいます。
多分、なづきさんに作ってもらったアクセサリーのモチーフを切符にしたのも、
そんな私の「なにか残したい」という気持ちがあったのかもしれません。
10枚綴りと言わず、これ1枚でいつでもどこにでも行けてしまうなんて、
なんだかワクワクしてしまうなぁと、1人で妄想してしまってました。笑
「ICI – PARTOUT
Vous pouvez aller n’importe où et n’importe quand.
ここ – どこでも
あなたはいつでもどこへでも行くことが出来ます。」
そんな文字を入れた、SARAXJIJIから今年発行された切符。
これは紙ではないですが、ちょっとヨレていたり、少し傷が入っていたり。
紙好きの私が好みの質感を、なづきさんが素敵に表現してくれています。
そして昔懐かしいパンチ入り。
日本だと駅員さんがハサミを持っていて、慣れた手つきでチャキンと切ってくれているイメージで、
海外だと機械に入れてバッチン!と大きな音で入れてくれるイメージ。
そんなものがいろいろと入り混じったSARAXJIJIの切符は、
自分になんでも許可してしまう、楽しい切符になったらいいなと思います。
(あ、この切符ONLINE SHOPでご案内中ですので、ご興味あれば…。)
最近、旅の妄想ばかり。頭の中での旅を楽しみながら、次の旅を心待ちにしているところです。