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Bon voyage
”よい旅を”(仏)
2018年に仕事で渡欧した際に足を伸ばした、デンマーク・コペンハーゲンでの部屋からの風景写真。
また旅に出たくて出たくてしょうがなくて、なにかのデータを探していると、ついこうやって、
旅をした時の写真を開いてしまいます。
少しずつ、止まっていたことが動き出しているものの、まだあちらこちらで不便を強いられていますよね。
私事で言えば、例年6月はフランスで仕事をさせてもらっていたので、年明けまでは今年もそのつもりでした。
昨年と同じギャラリーの予定だったので、また去年お会いした方と会えるかな、とか、
今度はどこの国に足を伸ばそうか、ローランギャロスのチケットは取れるのか(笑)などと、
そんなことを考えて、仕事を兼ねた初夏の長期の旅をとても楽しみにしていました。
それが、出張どころか、一時は「この仕事を続けていけるのかしら…」と、違った慌ただしい状況に。
きっと、みなさんも以前の生活とは違った状況になっていることと思います。
幸い、フランスの仕事は私が行かずとも開催される予定になりましたが、
荷物を送れるのかと調べたら航空便がまったく飛ばず、
あちらこちらに問い合わせをして、遅延前提での国際宅急便が動いていることを知り、
期日までに届くかどうかもわからないという状況で、「着きますように!」と運命を委ね荷物を発送したら、
先日なんとか届いたと、フランスの企画会社から連絡がありました。
間に合ったことに安堵しつつ、先方とは「奇跡ね!!よかった!!」と、メールで涙マークの応酬だったのでした。
今のこの状況が改善されさえすればすべてが元通りになる、ということではないのは、
いろんなところで見聞きしますし、私もそう思います。
だったら、この変化をきっかけに、もっとよりよくなるためには?という考えと行動を私はしたいなと感じます。
海外に行くと、文化の違いや様々な違いに戸惑うことも多いけれど、
違うということが新鮮でもあり、それが面白かったり、違っていることがあって当たり前ということを実感します。
自分と合わないこともあるけれど、とてもぴったりすることもある。
それは、海外に限らず、日本という島国の中でも同じ。
旅というのは、そういうことを知る、いい学びの機会でもある気がします。
場所の分、人の分だけ、違いがあって、いくつになっても知ることがいっぱいあります。
人と違うということが争いの元になることは選択したくありません。
私にとって仕事も旅も貴重な経験のツールです。だから、旅が好きなのかもしれません。
もう出来ない と思うのではなく、
もっとこんなことも出来るかもしれない、もっと楽しい時間が生まれるかもしれない。
旅も行ける、友達とも楽しい時間を過ごせる、誰かのためになる仕事が出来る、美味しいものを食べる!笑
それはいまからでも、そうしようと選択、行動していけたらいいなと思います。
まずは私は、疑問に感じたことを調べて知ろうとすることから。
(免疫生物学専門の徳島大学名誉教授・大橋教授の解説動画は、かなり勉強になります。
また、これは「DNAの旅」という、
人は分断されるべきではなく、人がいかに本質的に繋がっているか知ることが出来た動画。)
飛行機からの風景も、日本とはまったく違う。新鮮。
空港は緊張するけれど、旅に出たことを実感する場所。
外で食べる軽食が、異国のなんでもない風景で、より御馳走になります。
家具という視点でも、国の違いがたまらなく面白い。
この湖沿いを歩くのがとにかく気持ちがよかった。
今はあまりしないウインドーショッピングも旅先では楽しい。
歩行者天国のストロイエを、K女史と歩きながら食べたホットドッグがすっごい美味しかった。