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Paris Exhibition 2o22
SARAXJIJI x NECOTO
boutique éphémère SARAXJIJI à Paris – Le Marais
du mercredi 1er au dimanche 12 juin 2022, 11h00-19h00
28 rue Saint Gilles, Paris 3e – Le Marais
(métro 8 Chemin Vert / métro 1 Saint Paul / bus 29, 91 ou 96)
私たちは今、世界規模で大きな変化を体験しています。そんな中でも、例年6月に続けていただいていたフランスでの展示を2020年・2021年も変わらず展示いただき、今年2022年は3年ぶりにようやくデザイナーも会場へ足を運ぶことが出来ました。
「LOOSE(ルース)は形容詞で、”ゆったりとした”という表現に使われます。SARAXJIJIのアイテムは、素材そのものの感触で心地よさを表現してきましたが、2022SSはその素材の身体への纏わり方をもっと考えてみようと、ゆったりとゆるやかに身体を包むことを意識したシーズンです。
ただ大きいだけではなく、その素材の落ち感で着る人によって生まれるシルエットを楽しんでみたり、素材が直接肌に触れたり離れたりすることで、身体と素材の間に生まれる空気感がどんな感覚なのかを感じてみたり。今までよりもいっそう、「触感をもっと遊んでみよう」という楽しい気持ちを表現しました。
また、LOOSEには”自由になった””解放された”という意味も持ち合わせています。たくさんの大きな変化の中で人間らしさとはなにかを問いかけると、「人は本来自由である」ということを自分の中で感じることの大切さを実感します。心地よい自分を大事にすることで、自分らしく過ごせたり人としての自由を実感することに繋がっていくと信じて、素材と線に向き合って生まれたものたちです。」2022SS COLLECTIONテーマより
この2022SSのテーマ「LOOSE」をPARISでの展示では、「AMPLITUDE」というフランス語で身体と素材との距離感や振り幅を楽しむというニュアンスを表していただきました。
SARAXJIJIというブランドの名前の由来は、長年共に暮らした2匹の猫たちの名前からもらったものですが、そんな私たちのクリエイションと今回ご一緒していただいたのが、猫との暮らしを豊かにするモノヅクリをしているNECOTO interiorさん。猫と暮らす人が多いと言われるPARISにぴったりのNECOTOさんのアイテムと一緒に、Maraisという国際色豊かなたくさんの人たちが訪れる場所で案内していただきました。
SARAXJIJI – Boutique éphémère à Paris
Amplitude
Pour sa collection Printemps-Eté 2022, SARAXJIJI a souhaité créer de confortables vêtements amples, offrant ainsi aux corps de nouvelles sensations et interactions avec les matières.
Le vêtement ample laisse deviner la silhouette de son porteur, grâce au tombé du tissu. Il joue également à un amusant jeu tactile avec le corps, au gré des mouvements de l’air piégé, tour à tour au contact direct de la peau ou détaché de celle-ci.
L’amplitude est aussi synonyme de liberté. Les nouvelles créations de SARAXJIJI libèrent les personnes des matières et des lignes qui leurs sont imposées ; elles peuvent alors mieux profiter de leur temps pour prendre soin d’elles.
SPECIAL THANKS:
Air de Malice(Keiko M , Stéphane B) / NECOTO interior (Yukie Nakada) / ACCENTS table Bourse (Ayumi Sugiyama , Romain Mahi) / Utako Okuno / Sachiko Morita / Jules, Marius, Zuhël et Nicolas / Emi Nekozawa / Eiko & M Shigeta / Miki Ishii & Ogata paris staff / Yûki / Team saraxjiji / authorized people / a lot of dogs and cats!
ヨーロッパは様々な規制が解かれて日常生活に戻ったタイミングだったので、6月のPARISは本当に賑わっていました。自由に買い物が出来る気楽さも手伝ったのか、毎日たくさんの方がギャラリーへ訪れては試着を楽しんでくれました。
3年前訪れた時からの変化も感じつつ、でも変わらないPARISの風景にホッとする部分もありました。前回は東京から応援してくださった猫沢エミさんが、今回はPARISへ移住されていてお友達のEikoさん&Shigetaさんとギャラリーへ来てくださったのは嬉しいサプライズでした。
フランスだけじゃなく英語圏の方、北欧の方などいろんなところからPARISへいらしていました。嬉しかったのは、名前も知らない日本の小さなブランドの服を、ふらりと入ってきて触ったり試着したりしているうちに、みなさんが本当に楽しそうに笑顔になっていくのを垣間見れたこと。ネームバリューじゃなく私たちのささやかなストーリーを聞いて、自分の目と感触で喜んで選んでくれていることが、不思議でもあり、本当に嬉しかったのです。
NECOTOさんのclassy bowlやTHz ceramic plate、首輪やFish the catも、我が愛猫に、家族が飼っているのでプレゼントにと選ばれていきました。散歩の途中に訪れた小型のワンコに水を飲んでもらうのにもぴったりで、たくさんのワンコたちが喉を潤していきました。小さな家族を想う気持ちは万国共通なのですね。
PARISの一つ星レストラン、ACCENTS Table bourseのAYUMIさんは、2019年の展示でご一緒して以来SARAXJIJIを使ってくださっていて、私もACCENTSへ食事にお邪魔したり。ACCENTSの刺繍を入れたネイビーのオーディナリーSHを、レストランでユニフォームとして使ってくださっています。3月にはこのACCENSTでSARAXJIJIのPOP UPを開催してくださったり。SARAXJIJIがとてもよく似合うChef Pâtissièreです。
デザイナー不在の間も手伝ってくれていたバイオリニストで料理上手のUtakoちゃん。すっかりSARAXJIJIのアイテムにも詳しくなって今回もいろいろと手伝って頂きました。本当にありがたい存在です。
この企画を「自分の趣味」と言って、ネイティブなフランス語でのコミュニケーションやセッティング、フランスでの様々な業務をハードながらとても楽しそうにこなしてくれているAir de MaliceのKeiko女史。期間中は”今日の店長”として、毎日違うスタイリングでギャラリーに立ってくれていました。一緒に仕事をするのが、私自身も楽しくてしょうがない存在。毎回ながら今回も長丁場、ありがとうございました。
以前からのお客様との再会はもちろん、この数年で毎回足を運んでくださっていた方々にお会い出来たことと、新しいありがたい出会いがあったことが本当に嬉しかった1ヶ月のフランス滞在でした。たくさんの方々のご協力のもと、展示を開催していただけたことに心から感謝します。またお会い出来ますように!(SARAXJIJI designer Hiromi.N)